「良い芽の上で剪定をする」
これはバラの剪定をするときに大切なこと。
バラの冬剪定の時期に良い芽を選んでその芽の上で剪定するのが基本ですよね。
ですが、芽吹きの時期になってもその芽がなかなか芽吹いてくれない・・・
こんな状態になることも結構あるんですよね。
バラの芽が芽吹き始める頃にちょうど真冬の寒さが戻ったりすると、
芽が傷んだり枝先が枯れ込んだりして選んだ芽から良い芽が伸びなくなってしまうんです。
今回は、バラの芽吹きが弱いときにどう対処すればいいのかについてのお話です。
バラの芽吹きが弱い状態とは?
まず、バラの芽吹きが弱い状態というのはどういう状態かと言うと、
バラの枝の先端にある芽からなかなか若芽が伸びなかったり、
その下にある2番目の芽のほうが元気に成長している状態を指します。
↓画像で見るとこんな感じですね。
先端の芽と2番目の芽の成長の違いは明らか。
この状態のまま放置してしまうと、
見込みのない先端の芽にまで養分や水分が分散されて
2番目の芽の成長が妨げられることになってしまうんですね。
バラの芽吹きが弱いときは元気な芽の上まで切り戻す
バラの冬剪定の時期に充実した良い芽の上で剪定を行ったはずなのに
芽吹きが弱くてなかなか若芽が伸びてこない・・・
こんなときは元気な芽の上まで切り戻す作業を行います。
↓芽吹きの良い芽の上でスパッと切り戻しました。
これで勢いのある若芽が枝先に位置する状態になったので、
養分や水分がしっかりと無駄なく注ぎ込まれるようになりました。
良い花を咲かせるためには養分や水分が必要不可欠なので、
良い芽を充実させていくことが大事なんですね。
周りの枝となるべく同じ高さになるように切り戻したいので、
同じ株のほかの枝もチェック。
↓あまり良い芽とは言えませんが、こちらも2番目の芽のほうが見込みありですね。
奥の枝は古枝なのでやっぱり芽吹きが良くないです。
今年いっぱいというところでしょうか。
↓2番目の芽の上で切り戻しました。
手前の枝が最初に切り戻した枝になるので、ちょうどいい具合に高さがそろいました。
奥の古い枝はポストの陰になっているので、少しでも日当たりが良くなるように
あえて高さを出したままにしておきたいと思います。
切り戻しの作業は芽かきと一緒に行うといいですね。
⇒バラの芽かき方法は?芽かきをする意味と芽かきの方法を画像で紹介!
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