バラの育て方と栽培日記

~つるバラと宿根草の小さな庭づくり~

つるバラのレイニーブルーに黒星病再発!冬剪定時に葉を取り除いただけでは防除できない?

 

昨年、散々悩まされた黒星病

黒星病はうどん粉病と並んでバラの2大病とも言われているほどしつこい病気ですよね。

 

症状が現れた葉をすべて取り除いて治療薬剤を散布し、

冬剪定時にも葉を残さず取り去ったはずなのに

早くもつるバラのレイニーブルーに黒星病の症状が現れてきました。

バラ 黒星病

病害虫を翌年に持ち越さないためにすべての葉を取り除いて治療薬剤を散布したにもかかわらず、

早々に症状が出始めてしまったんですね。

 

今回は、黒星病が再発してしまった原因として考えられることを3つ挙げてみたいと思います。

 

 

黒星病が再発してしまった原因は?

再発原因①黒星病の病原菌が越冬して翌年に持ち越されたから

黒星病の病原菌は糸状菌というカビの一種。

菌は水滴を介して葉に入り込み、菌におかされた葉には墨をにじませたような斑点が現れます。

風や雨の跳ね返りなどでまわりの葉へと症状が伝染していくので、

黒星病特有の斑点が現れた葉はいち早く取り除くことが大事。

放っておくと葉の色が黄色く変色してハラハラと落葉するようになるんですよね。

落葉した葉にももちろん菌がいるわけなので、これらも丁寧に取り除いて処分しなければなりません。

 

問題のつるバラ、レイニーブルーは昨年から黒星病を発病し、

できる限りの対処は行ってきたつもりです。

それでもこうして黒星病が再発・・・

バラ 黒星病

黒星病は一度発病してしまうと菌が落葉した葉から土に移り、

水やりや雨のときの跳ね返りによって葉に広がっていくんだそう。

黒星病の病原菌は越冬するので、春先からいきなり再発してしまう場合が多いんですね。

 

 

再発原因②マルチングを十分に行っていなかったから

黒星病の病原菌は水滴を介して伝染していくので、

水やりや雨のときの跳ね返りを防ぐためにマルチングを行う必要があります。

 

できれば敷きわらなどで地面が完全に隠れるようにマルチングをしたほうが良かったのでしょうが、

米ぬかを薄く敷いただけになっていたんですね。

もう少し厚めにマルチングを行っていれば、もしかしたら再発を遅らせることができたかもしれません。

 

再発原因③雨が降り続いて葉が乾かなかったから

レイニーブルーに黒星病を発見したのは雨が数日降り続いた後のこと。

気づいたときには風通しが良くない場所を中心に黒星病の症状が現れていました。

とくに葉が重なり合っている部分に集中して発症していたんですね。

マルチングが甘かったところへ雨が降り続いて、

土の中で越冬した病原菌が雨の跳ね返りによって葉に移ったわけです。

 

このレイニーブルーはオベリスクに誘引しているのですが、

もう少し枝を間引きして風通しを良くしておけば

葉が乾きやすくなって症状の広がりも抑えられたのではないかと思います。

 

黒星病はこれまで梅雨時期に発生することが多かったので、

こんなに早く再発してしまったことが残念です。

 

とにかくほかのバラに感染しないようにするが大事なので、コンテナを移動しました。

あとは治療薬剤を散布して様子をみたいと思います。

 

 

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