梅雨時期など、雨が長く降り続いた後に発症しやすいバラの病気と言えば黒星病。
黒星病の病原菌はカビの一種で、水を媒介して感染が広がっていくのでとても厄介な病気です。
どんなふうに感染が広がっていくのか黒星病の経過を見ていると、
株元付近の葉っぱから発症して上へ上へと感染が広がっていくことが多いです。
これは、土の中に潜んでいる黒星病の病原菌が、
雨や水やりのときの跳ね返りでバラの株元付近の葉っぱに付いてしまうことから起こるため。
なので、黒星病の発症を予防する対策として
バラの株元にマルチングを施すことが一般的なんですよね。
ですが、マルチングとひと口に言ってもマルチング材にはさまざまな種類があるので、
どれにしたらいいのか迷ってしまうことも。
そこで今回は、バラの黒星病を予防するのにおすすめのマルチング材を
いくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
もくじ
とにかく自然素材がいい!という人には敷きわらがおすすめ
マルチング材として昔からよく使われてきたものと言ったら敷きわら。
米を脱穀した後に残ったわらをバラの株元に敷いてあげるだけで
マルチングの役割を果たしてくれます。
敷きわらを厚めにマルチングすれば泥はね予防効果は絶大です。
わたしが参考にしているバラ栽培の名著
著者の鈴木満男さんがバラのマルチング材として敷きわらをおすすめされています。
わたしの実家は米農家なので敷きわらをたっぷりもらってこられるのですが、
「敷きわらなんてどこで入手すればいいの?」という人もいると思います。
わたしもこれまで敷きわらをお店で探したことはありませんでしたが、探せば結構あるものですね。
近所のホームセンターやガーデニングショップにも置いてありましたし、
楽天市場でも取り扱っているショップがたくさんありました。
どうせなら土壌改良効果があるとうれしい!という人には有機物タイプがおすすめ
バラの株元にマルチング材を施すなら、
泥はね予防効果のほかに土壌改良効果もあったら一石二鳥ですよね。
そんなW効果を期待したい人には有機物タイプのマルチング材がおすすめです。
有機物には土の中の微生物を増やす効果があるので、
微生物の働きによって土がふかふかになっていきます。
空気がたっぷりふくまれたふかふかの土は通気性が良いので、
根腐れ防止につながって株の健康状態も良くなります。
マルチング材として利用する場合は厚めに施すのがポイント。
有機物タイプのマルチング材には以下のようなものがあります。
- 牛ふん堆肥
- 馬ふん堆肥
- 腐葉土
分かりやすいバラ栽培本として評価の高い、小山内健さん執筆の『ローズレッスン12か月』では、
お馬のたい肥がバラにおすすめのマルチング材として紹介されていました。
有機物タイプのマルチング材はホームセンターやガーデニングショップなどで購入できますよね。
1袋でもかなり重量があるので、ネット注文で自宅まで配送してもらうのが楽だと思います。
⇒楽天市場で牛ふん堆肥を探してみる
⇒楽天市場で馬ふん堆肥を探してみる
⇒楽天市場で腐葉土を探してみる
やっぱり見た目がおしゃれなほうがいい!という人にはこんなマルチング材も
バラの株元に施すマルチング材は見た目の良さにもこだわりたいもの。
株元がおしゃれな雰囲気になると、トータルでバラの美しさがアップします。
おしゃれなマルチング材としておすすめなのは以下。
- バークチップ
- くるみの殻
バラの株元にさらっと敷き詰めるだけでこだわりのバラ園にグレードアップ!
他とは違うマルチング材でおしゃれな雰囲気を楽しんでみるのもいいですね。
⇒楽天市場でバークチップを探してみる
⇒楽天市場でくるみの殻を探してみる
以上、バラの黒星病を予防するのにおすすめなマルチング材のご紹介でした。
くるみの殻を庭全体に敷き詰めることができたら素敵だろうな~と思います。
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