バラが一通り開花したら、つぎは花がら切りですね。
四季咲きタイプのバラの場合、花が終わりかけてきたタイミングで切り戻しを行うと、
開花中のバラのために枝が一気に水を吸い上げるので新しい芽が早く出るようになります。
新しい芽が伸びてくると1~2ヶ月後には2番花が咲いてくれるようになるので、
花後にしっかりと花がら切りを行うことが大事。
今回は四季咲きのバラであるローズポンパドゥールを例にとって、
花後の切り戻しの具体的な方法を2パターンご紹介したいと思います。
四季咲きバラ、ローズポンパドゥールの花がら切り
まだ開花しきっていない花があるものの、
開花済みの花はだいぶお疲れ気味のローズポンパドゥール・・・
つぎの花のためにも終わりかけている花からどんどん切り戻しをしていきましょう!
1枝に1輪の花が咲いている場合
こんなふうに枝の先端に1輪だけ花が咲いている場合は、
基本的には花枝の中間ぐらいの位置の大きめの葉の上で切り戻しを行います。
四季咲きタイプのバラで、「なるべく早くつぎの2番花が見たい!」というような場合は、
花首から下の葉を2枚ほどつけた状態で切り戻しをします。
上記の例では、花首から下の葉を2枚つけた位置が
たまたま花枝の中間ぐらいの位置と同じになりました。
深く切り戻しをすればするほど芽が出るのが遅くなるのでその分2番花を見るのも遅れますが、
生育旺盛なバラだったり枝が伸びすぎて収拾がつかないようなときは
大きめの葉の上でやや深めに切っても大丈夫です。
1枝に複数の花が咲いている場合
こんなふうに枝の先端に複数の花が房状にまとまって咲いている場合は、
①終わりかけている花から1輪ずつ花がら切りを行っていきます。
②1房すべての花が咲き終わったら、基本的に大きめの葉の上で切り戻しを行います。
つまり、①花がら切りと②切り戻しの2段階で剪定を行っていくというわけですね。
「花がちょっとくたびれてきたけれど、まだ花がら切りをするのはもったいないな~・・・」
という微妙な段階で思い切って終わりかけた花を切ってあげると、
花弁が散った後にしなければならない掃除の手間も省けますし、
何よりこれから咲く花がキレイに開花してくれます。
終わりかけた花は家の中で香りを楽しんだりしてもいいですよね!
以上、四季咲きバラの花後の切り戻し方法についてでした。
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