バラは“肥料食い”とも言われるほど、肥料による栄養補給が必要な植物。
とくに一番花を咲かせた後は、花を咲かせることで大量に失われた栄養を取り戻すため、
十分な肥料が必要な状態になっています。
この時期にしっかりと追肥をしておくことで、
真夏の暑さも乗り越えることができる体力を養うことができます。
バラの肥料には土の表面にばらまいたり株の周りに置いたりする固形肥料と
規定量の水で薄めて与える液体肥料の2タイプがありますよね。
今回は、バラの追肥として与える肥料は
固形肥料と液体肥料のどちらがおすすめなのかについてのお話です。
固形肥料=バラの主食、液体肥料はバラのおやつ
バラにとって肥料は、わたしたちが普段食べている食事のようなもの。
固形肥料は栄養分が固まっている形状のもので、
水やりのときや雨が降ったときなどに栄養分が水に溶け出すことで効いていきます。
なので、イメージとしてはじっくりゆっくり効果が出てくるという感じですね。
一方、液体肥料はそもそも水に溶かした状態で与えるので、
固形肥料と比べると効果が現れるのが早く、速効性があります。
固形肥料が腹持ちの良い主食だとすると、
液体肥料は小腹がすいたときにすぐにお腹を満たしてくれる
おやつのような役割をもっているんですね。
バラの追肥には主食の固形肥料がおすすめ
春・夏・秋と年に2~3回花を咲かせるような四季咲きバラの場合、
花を咲かせた後は追肥を行うことでしっかりと栄養分を補ってあげる必要があります。
なので、与える肥料のタイプは腹持ちの良い固形肥料がおすすめ。
液体肥料は今すぐに栄養を与える必要がある場合にのみ活用するイメージでいいと思います。
固形肥料でも速効性のある肥料はこれ!
液体肥料と比べるとじっくりゆっくり効果が現れる固形肥料ですが、
そんな固形肥料でも素早く効き目が現れるタイプの肥料が化学肥料と呼ばれるタイプのもの。
水やりや雨の際に肥料分がじっくりゆっくり溶け出すという特徴は緩効性の有機肥料と同じですが、
化学肥料は液体肥料に近い速効性が期待できます。
有機肥料と液体肥料の良いとこどりという感じですね。
わたしが常備して使っている固形肥料はこちらのバラの家IB肥料というものですが、
化学肥料によく見られるような葉やけなどが起こらないので安心して与えられます。
基本的には有機肥料を使うようにして、花後の追肥として化学肥料を使うようにすると
化学肥料の多用を避けることができるのではないでしょうか。
コメントはこちら