
~つるバラと“宿根草”の小さな庭づくり~という旧ブログ名にもあるように、
わたしはバラのほかにもたくさんの宿根草を育てています。
今回は、我が家で育てている宿根草のうち、
バラの開花時期に咲くバラと好相性の宿根草、ジギタリスをご紹介します。
ジギタリスってどんな宿根草?
バラ園などに足を運ぶと必ずと言っていいほど目にする宿根草ジギタリス。
5月中旬~6月いっぱいというバラの開花時期にぴったり合わせたように咲くので、
まさにバラと好相性の宿根草と言えます。
ジギタリスは草丈1mを超える大型の宿根草で、
まっすぐに伸びた茎に下を向いた筒形の花をたくさん咲かせます。
とにかく存在感のある花なので、ボーダー花壇の後方に植えて背景として楽しむのに適しています。
木立バラのハンスゲーネバインと一緒に咲いているジギタリスは、
白い花穂の内側に赤紫色のブロッチが入るジギタリス パムズチョイス。
同じく大型の宿根草であるブルーキャットミント シックスヒルズジャイアントとも相性が良いです。
ジギタリスの植え付け場所は?
一般的に市場に出回っているジギタリスは高温多湿に弱いので、
宿根草というよりは二年草として扱われていることが多いようですね。
なので、植え付け場所は高温になるような日向よりも
明るい半日陰程度の場所がいいとされています。
我が家のジギタリスは植え付けてから数年経っていますが、
植え付け場所に明るい半日陰を選んだおかげか短命で終わるような気配は全くなく、
それどころかこぼれ種で毎年株数を増やしているから驚きです。
上の写真はこぼれ種で増えたジギタリス スノーシンブル。
本来、ジギタリスはもっと背丈が高くなる宿根草ですが、
我が家ではほとんど肥料を与えていないせいか小型に育っています。
ジギタリスの植え付け時期と株間は?
ジギタリスの苗は本格的に寒くなるまでに
ある程度大きく成長していないと翌年に開花しないので、
秋植えがおすすめです。
1株よりも何株かまとめて植え付けたほうが見栄えがします。
その場合、株と株の間は約30cmぐらいが理想的。
ジギタリスの生育期の管理方法は?
花穂が長くなるジギタリスは、成長の過程でどうしても倒れやすくなるので、
雨風で倒れないように支柱で支えてあげると安心です。
花が咲き終わったら花穂の部分を切り落とすと、
側芽が伸びて2番花が咲くことがあります。
2番花は小ぶりですが、咲いてくれるとなんだか得した気分になります(笑)
地植えの場合、根付いてしまえば水やりはとくに必要なく、
肥料も植え付け時の元肥えだけで十分です。
葉の色が薄くなってきたり生育が思わしくない場合に
液体肥料を与えるぐらいで大丈夫なので、ほとんど植えっぱなし状態にできます。
こちらは昨年の秋に植え付けて初めて開花したジギタリスで、
ジギタリス シルバーフォックスという品種になります。
同じ品種でも色の出方に幅があるので、どんな花色になるのかも楽しむことができる品種です。
ジギタリスがある景色とない景色ではなぜか庭の完成度が違って見えるので、
ぜひバラと一緒に育ててみてはいかがでしょう?
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