この時期になると毎年のように日本列島に接近・上陸する台風。
暴風域に入ってしまうと外での作業は危険なので、
バラの台風対策は早めに行っておきたいものです。
今回は、バラの台風対策について軽く触れた上で、
バラの枝が折れてしまったときの対処法と
芽吹きを後押しするための一手間についてお話しようと思います。
これだけはやっておきたい!バラの台風対策
倒れやすい鉢バラは強風が当たりにくい場所に移動し、フェンスなどに紐でしっかり固定します。
地植えのバラの場合は株の脇に支柱などを立て、枝同士を紐で縛るなどしてまとめておきます。
バラの台風対策と言っても特別なことはなく、
鉢が倒れたり枝が折れたりしないように固定するぐらいのものですね。
シュートが長く伸びているつるバラなど枝葉が多すぎる株は、雨に濡れると重みで枝がしなり、
強風が吹きつけることで枝同士が絡んだりぶつかり合って折れる可能性が高いので注意が必要です。
それでもバラの枝が折れた場合はどうする?
バラの台風対策をしっかり行ったとしても、
強い台風が直撃してしまったときは被害が出てしまうもの。
我が家でもつるバラのベーサルシュートの先端部分が折れてしまっていました・・・
折れないように予防策としてアーチに紐でくくりつけていたのですが、
皮肉にもその紐に柔らかい枝がこすりつけられてしまったようです。
このようにバラの枝が折れてしまった場合、
葉脈がまだつながっていれば
折れた部分をテープでぐるぐる巻きにしておくと回復する可能性がありますが、
ぽっきりと完全に折れてしまっていたらもうあきらめるしかありません。
その場合、折れた部分をそのままにせず、
折れた部分の下にある芽の上5mm~1cmのあたりを水平に切っておきます。
枝を水平に切ることで枝の断面が小さくなるので、
ダメージが少なくなり早く芽吹いてくれるようになるんですね。
来年の主枝として成長してくれるはずだったつるバラのベーサルシュートなだけに
ショックで名残惜しいですが仕方ありません・・・
ですが、バラは本来とても丈夫な植物。
枝が1~2本折れてしまったぐらいでダメになってしまうような弱い花木ではありません。
丈夫そうな良い芽の上で水平に切っておいてあげると
何事もなかったかのように再び新芽を吹いてくれます。
今後の経過についてはまた後日ご報告しますね!
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